早稲田大学で近年人気上昇中の授業「リーダーシップ開発」。
今回は夏クォーター「問題解決プロジェクト」について紹介します。
夏クォーターでは何をするの?
春クォーターと同じ20名のクラス編成のままですが、夏クォーターは5人ずつの班に分かれ、班ごとに活動します。
班は学年も学部もばらばらに組まれ、それぞれの強みが活かせるような編成になっていました。
しかし、決勝に進めるのは1クラスから1チームのみ。
クラスメイトがライバルになるのです。
しかし、春クォーターを通じて相互支援の大切さを学んだため、クラスでは互いに助け合いながら作業は進んでいきました。
課題解決の主な流れ
VRで試着ができるシステムを、既存のサービスとの差別化を図りながら練っていきました。
毎週の授業では、他の班との情報交換や、先生のアドバイスがもらえます。
また、何度かコンサルティング会社の方が授業に参加し、ビジネスの観点から意見をくださったり、アイデアを出してくださったりしました。
楽しそうな授業だけど…実際どうなの?
PBLでは課題や授業外のミーティングも多く、かなりハードです。
しかし、課題が多いことに不満を言う人は少なく、良いものを作るために皆が積極的に活動をしていました。
メンバーの時間を合わせることに苦労し、オンラインミーティングが夜遅くなってしまったり休日になってしまったりしましたが、限られた時間を有意義に使うために工夫しました。
しかし、やはり議論が白熱してしまい、相手に対して攻撃的になってしまうことも多々あります。
その際には春クォーターで学んだリーダーシップの視点から、お互いにアドバイスをし合いました。
例えば、「もう少し場を俯瞰した方が良いよ」「分からなかったり納得できなかったりしたら早めに言って欲しい」などです。
また、春クォーターでは、上手く議論を進める様々なスキルも学びます。
そのため、行き詰った際には、「抽象度を上げてみよう」「要はどういうことか、という観点から問題をグループ分けしてみよう」といった学習事項を思い出し、打開方法を探ります。
プレゼン発表の直前に筆者のグループは、早稲田大学内にあるグループワーク用スペース、Wスペースを活用し、リハーサルや作戦会議を行いました。
Wスペースは事前予約制で、早稲田生であれば誰でも使える個室です。
最終的に筆者のチームは本選には選ばれませんでしたが、全ての班に企業側からのフィードバックや他班からの感想がもらえました。
これによって、自分たちに足りていなかった視点やより良い伝え方を知ることができるのです。
プレゼン本番、そして成長。
また、授業終了後もクラスは仲が良く、クラスで花火大会を企画したり、個人的にご飯を食べに行ったりする仲になりました。
他学年や他学部の人と交流する、絶好のチャンスでもあるのです。
自分磨きをしたい、大学では刺激的な出会いが欲しいなど、 活発な学生生活を送りたい人におすすめする授業です。
課題は少しハードですが、その分 確実に成長を実感することができるでしょう。
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