早大生なら是非足を運ぶべき!!「早稲田松竹」についてご紹介
こんにちは!本記事では、現役早大生の私も良く利用する「早稲田松竹」についてご紹介しようと思います。
早稲田松竹とは
早稲田松竹はなんと1951年から早稲田通りに店を構えている老舗の名画座で、長年早大生や地元の人々の生活に寄り添ってきました。
名画座というと今ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、一般的な映画館とは異なり旧作映画を取り扱っており、基本的に2本立てで1つのスクリーンを使って交互に映画を上映しています。
上映される映画は、『戦場のメリークリスマス』といった今も色あせない名作から、『花束みたいな恋をした』など最近話題になった映画まで様々。
上映される2本は「○○監督特集」や、「SF映画特集」といった映画内容のテーマに沿ったものなど、早稲田松竹独自のチョイスで選ばれており、映画好きなら思わず観たい!と思わされる、センスの光るラインナップになっています。
そして、なんといっても特筆すべきはそのお値段の安さです。
旧作ということで、2本立てで大人1300円、学生は1100円と、1本あたりでは一般的な映画館の半額以下の料金で映画を鑑賞することができます。
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↑早稲田松竹の料金表。ラスト一本割りや映画ファンサービスデーなど各種割引も豊富。 |
実際に行ってみた!
今回は実際に早稲田松竹に足を運び、『戦場のメリークリスマス』と『愛のコリーダ』を鑑賞してきました!
高田馬場駅の早稲田口から、駅前ロータリーを右手にまっすぐ進んで6分ほどで到着しました。
長い歴史(なんと今年で70周年!)のわりにきれいな外観。
来ているお客さんの多さに期待が高まります。
早速学生証を提示して1100円でチケットを購入。
チケットは当日窓口で購入するシステムなので少し早めに着いておくと安心です。
僕はかなりギリギリに到着してしまったのであまり席の選択肢がありませんでした、、、!
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↑入場チケット。一度に2本分の席を選びます。 |
平日の午前かつ、上映内容もあってお客さんの年齢層は高め。
ただ、ところどころ学生とみられるお客さんもいました。
何度も言うようですが上映内容がかなり過激だったのもあり、一人のお客さんが多い印象です。
早速席に着き、椅子の座り心地に改めて感動しつつ早速予告編から上映が始まります。
「携帯電話、アラーム時計、ポケベルの電源はお切りください」という早稲田松竹恒例の時代を感じさせる注意書きが流れ、まず『戦場のメリークリスマス』、そして15分の休憩をはさんで『愛のコリーダ』を鑑賞してきました。
やっぱり映画館で観る映画は最高ですね!
『戦場のメリークリスマス』
まず1本目の『戦場のメリークリスマス』は紛れもない名作映画でした。
戦争中の俘虜収容所を描いた映画で、重苦しい雰囲気が終始流れる中で描かれる人間模様には人間の持つ根源的な美しさを感じます。
なんといっても出演俳優が豪華。
デヴィッド・ボウイに坂本龍一、北野武という、俳優が本業ではない人を採用する大島監督独自のキャスティングはこの映画に見事にはまっており、ああ、一流の人間は醸し出すオーラがこんなにも違うのだなと思わされました。
中でも北野武の演技は群を抜いて印象に残りました。
決して芝居がとても上手というわけではないのですが、表情や仕草が妙に生々しく、本来の意味で「演技が上手い」というのはこういうことなのかと感じさせる、迫真の演技でした。
ラストの、戦争が終わり裁判で死刑が確定したハラ(北野武)が、「メリークリスマス、ミスターローレンス」と連呼するシーンは、映画史に残る名シーンではないでしょうか。
映画を観終わった後にインターネットでこの映画を機に北野武が映画の才能を発揮していったことを知り、なるほど、確かに北野映画の死を感じさせる独特の美しさと通ずるものがあったなと妙に納得させられました。
エンディングロールで流れる坂本龍一作曲の「戦場のメリークリスマス」も文句なしの名曲で、観終わった後の、「すごいものを観たな」という漠然とした満足感が素晴らしかったです。
『愛のコリーダ』
『戦場のメリークリスマス』が10人に聞けば10人が「面白かった」と答えるような名作であるのに対して、2本目の『愛のコリーダ』は同じ大島渚監督映画ながら、10人中10人というわけにはいかない、なかなか過激な内容の映画でした。
というのも上映時間の3分の2以上は(モザイクはあるものの)性行為のシーンで、事前知識を何も持たず観に行ったものですから度肝を抜かれてしまいました。
今まで見てきた映画とのあまりの違いに途中まで困惑していたのですが、映画を観ていくうちにこれは性行為とかそういうものを超越した、人間の素の部分での「愛」を描いているように感じるようになり、観終わった後の満足感は1本目に引けを取らないものでした。
特にラストにかけての流れは必見です。
さいごに
このように、早稲田松竹に来なれば出会わなかった映画と出会えるのはやはり大きな魅力ですね。
以上、早稲田松竹の紹介と、実際に足を運んでみてのレポートでした!
サブスクなどで家で映画を楽しめる時代ですが、映画館の大きな画面、音、そして何にも邪魔されない環境で観る映画にはやはり何にも代えがたいものがあります。
また、2本立て上映という特徴から、思いがけない作品や監督との出会いが生まれるかもしれません。
私も目当ての映画よりもう一本の映画のほうが満足できたという経験が何回かありました。
高田馬場駅近くでアクセスも良いので、早大生なら是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
きっとあなたの生活に少しの彩を添えてくれるはずです。
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