被験者バイトへ応募!

筆者が実際に参加したのは、人間科学部に属し、臨床心理学の研究を行っている、とある研究室の研究。
研究室の
トップページから「実験協力」を開くと、現在実施中の実験が一覧で表示されます。
その中から、条件や実験方法、実験の回数などを確認し、興味がある実験にいくつかチェックを入れていきます。
その後、学年や学部、氏名とメールアドレスを入力し、送信します。
この実験室の場合、謝礼の支払いなどの関係から、
原則被験対象は早稲田の大学生・大学院生のみとなっていました。
すると後日、チェックを入れたものの中から1つの実験に関して、担当者の方から連絡がありました。
協力依頼のメールをくださったのは、研究室に所属する
大学院生の方です。
その実験は、一度の対面実験を行うもので、
報酬は1500円の図書カード、時間は最長90分かかるとのことでした。
メールで提示された期間の中から、候補日をいくつか選びます。
数回のやり取りで日程を調整しました。
所沢キャンパスへ
ちなみに、早稲田キャンパス・所沢キャンパス間の移動にかかる時間は1時間強。
そのため、1コマ(90分)以上空いてさえいれば、お互いのキャンパスで行われている授業を取ることも可能です。
筆者の場合、実験を11時からにしてもらいましたが、これは4限目の早稲田キャンパスでの授業に余裕をもって間に合う時間設定でした。
所沢キャンパスは、
西武池袋線の小手指駅から、無料の送迎バスで行くことができます。
早稲田生からは「所沢の森」と呼ばれることもあり、早稲田キャンパスとは一味違った、より自然豊かで雄大な雰囲気が楽しめます。
筆者はこのとき所沢キャンパスに初めて行きましたが、広大な自然の中に近代的な建物がまばらに立っており、建物がおしゃれ。
そんな建物の1つに目当ての研究室が入っていました。
バイト業務開始!
担当の大学院生が出迎えてくださり、実験室内のスペースで説明を受けます。
筆者が午後に授業があることを知ると、「わざわざありがとうございます。ではなるべく早く終わらせちゃいましょう!」
と緊張をほぐしてくださり、その後も
和やかな雰囲気で説明を受けられました。

最初に、用意された端末からアンケートに回答します。
それが終わると、実験装置が置いてある部屋に通されました。
今回の実験では視線を測定すると事前に伝えられており、そのためアクセサリー類は事前に外すよう要請されていました。
まず視線を機械と合わせ、その後は顔を動かさないように指示を受けます。
これから行う実験内容の説明が終わると、担当の方が退出し、筆者は測定器の中に1人となりました。
詳しい実験内容はここでは書きませんが、映像を見ながら簡単な作業を行いました。

最大90分かかると言われていましたが、実際には入室から退室まで60分程度で終了。
しかし、謝礼は変わらず1500円分の図書カードを受け取ることができました。
ただし、これらの実験には条件があり、必ず参加できるとは限りません。
担当者から連絡をもらったものの、事前調査の回答により実験対象に該当しないと断られてしまったこともあり、
注意が必要です。
強いストレスを感じている人や、対面コミュニケーションに不安がある人、裸眼もしくはコンタクトレンズが使える人など、その条件は実験によって様々です。
オンラインで参加可能な実験も!

他にも、Zoom等のオンライン媒体でのインタビュー形式で参加可能なものや、完全にウェブ上で空いた時間にできる(報酬は後日MyWasedaに登録している口座に振り込みなど)ものもあります。
筆者はオンライン上で参加できる実験にもいくつか参加しました。
まず、
MyWasedaの申請フォームを入力し、その後概要欄に貼ってあるリンクに飛び、実験を実施します。
普段の生活に関するアンケート形式のものや、表示された画像を見たときの印象を答えるものなど、内容は
簡単なものが多い印象です。
しかし、この形式のものは手軽さから人気が高く、すぐに定員になってしまうため、新着のものを狙って
早めに参加するのがおすすめです。
複数回の研究室訪問が必要なものや、定期的なアンケートの回答が求められるものには、報酬が高額なものもあります。
時間のある方は参加してみると良いかもしれません。
さいごに
今回は筆者の被験者体験談を紹介しました。
これは早稲田生のみが携われる、一種のレアバイトなのではないでしょうか。
このようなスチューデント・ジョブに興味のある学生は
定期的なMyWasedaホームページの確認がおすすめです。